小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_13]
No.11/100【第3,625号】《ロッカーNOW 〜使えない期間は臨時で設置〜》
きょうは、同僚とランチに来ている。
リモートワークが日常になった当社にとって、週1回の出社日は同僚と会える貴重な時間。たわいもない雑談ができると、なんだかホッとする。
ランチを終えた後、コンビニに立ち寄り、100円コーヒーを買うとすると、
同僚「今、通販の荷物が届いているから取ってくるわ」
とコンビニ店内にあるロッカーの方へ歩いていった。この店内のロッカーは、イートインコーナーに臨時で設置してある。
私「何買ったの?」
同僚「俺の趣味の物。自宅に届けると家族が『何買ったの?』とうるさいから、外で受け取るのよ」
このコンビニ店内に設置してあるロッカー<ロッカーNOW>は、感染症の自粛期間でイートインコーナーが閉鎖している時だけテーブル(カウンター)の上に置いてあるだけだが、スマホで解錠ができるため、店員の負担はなく簡単で短時間で受け取れる。
<ロッカーNOWのメリット>
(1)自粛期間中はネット注文が増えるため、受け取り方法に選択肢があった方が便利
(2)コンビニの店員と非接触で受け取れるので店員も安全で負担がない
(3)再配達が少なくなり、配送業者の負担が軽減される
イートインコーナーが使えない時の臨時の設置とはいえ、利用者の反応をはかる実験にもなる。また、反応が良くロッカーが常設されるようになれば、店内商品の取り置きサービスもできる。
コンビニ店員いわく「もともとカウンターの上に『おすすめ商品』のPOPを貼って商品を並べていた(実話)のですが、ロッカーを置いた方がスペースが有効に使えて来店促進にもなる」
緊急時や臨時の時こそ思い切った実験を。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『生活者の苦労・手間はビジネスチャンス』
小島:答え合わせは1年後