2020
10.26

No.79/100【第3,693号】 《 サブスクリプション・アルファ 〜公営+民間で市場活性化〜》

ちょい足し企画

自宅から最寄りの駅まで年代物のバイクで通っている。バイクは駅にある公営の駐輪場に駐めているのだが、リモートワークの日数を増やしてから駐める回数が減り、月額(半年契約)費用の方が高くなり始めた(次回は更新しないつもり)私の友人には電車の定期券を解約した人もおり、少しずつ従来のビジネスモデルが崩れつつある。

さて、今回は駐輪場について考えてみる。一定金額を支払えば何度でも利用できる、いわゆる「サブスクリプション」だが、この事業に乗っかるサービスとしてこんな発想をしてみた。地域の事業者を応援する側面もある。

《 サブスクリプション・アルファ 〜公営+民間で市場活性化〜》

駐輪場の月額費用にプラス一般100円・学生50円(仮)を支払えば、以下のサービスが付随してくる。

(1)パンク修理・・・月1回無料(駐輪場に出張してくれて修理してくれる)
(2)自転車点検・・・月1回無料(ライト点灯、空気圧点検、ブレーキ点検など)
(3)雨合羽無料・・・突然雨が降った時、ビニール製の雨合羽を無料で提供してくれる

さらに、もう一つ

(4)鍵の紛失にも対応してくれる

このサービスは、駐輪場に登録してある自転車こそ可能なサービス。本人確認ができれば、自転車業者が紛失した鍵を丁寧に外し、新しい鍵に交換してくれる。(※ただし鍵代は実費かかる)

我が家の愚息たちもよく失くす! 二人とも高校へは自転車で通学しているのだが、「鍵失くしたから迎えに来て」と平気で言う。妻が「はぁ!?」とキレ気味で言い返してもどこ吹く風、飄々としているから、「さらにムカつく!」と私に当たってくる。。。

「保険」のような一面もあるが、地域の自転車業者も仕事が増えるし、何より安全・安心に自転車で通勤・通学ができるのだ。

首都圏では、公園の公募設置管理制度(パークPFI)による公園整備が進んでいる。園内に収益施設を設ける代わりに、公園の通路や広場などの整備を民間資金でまかなう仕組み。飲食店やアスレチック施設など様々な事業が始まり、多彩な公園が生まれている。(日経新聞2020年9月5日)

とてもいい取り組み。どんどん民間と協業して、ソフト面もハード面もアップデートして、より住みやすいまちづくりをしたらいい。

コロナ禍で社会ルールや事業構造が変わるだけでなく、より複雑化していくと予想。そんな変化に対応するには、民間の知恵とスピード感が大事。

★儲ける脳トレ★
今回は駐輪場を例に考えてみましたが、他にもきっとあるはずです。どんなサブスクリプションサービスに何をプラスしたら、より充実したサービスになるでしょうか? 事業面と社会面で貢献できるとなお、素晴らしいアデイアです。

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