2020
12.28

No.84/100【第3,698号】 《 スキル・オーディション 〜売れなかった商品が蘇る!〜》

売れる企画

日経MJ(2020年12月18日)の記事で、「タイガー魔法瓶 電気ケトル 改名し安全訴求で人気沸騰」という記事を読んだ。あるんだよね〜、ネーミングを変えただけで売れ行きが変わること。もちろん、売れた要員はそれだけではないことはわかっているが、ネーミングはもっと重要な“広告”だ。

弊社の自社事業で販売している商品でもネーミングによって、インパクトはあるけど売れ行きのピークが早い商品とオーソドックスで売れ行きの初速度は悪いけどロングセラーの商品がある。

それはカタチの無いサービス名でも同じ。ネーミングは脳に汗をかきながら社運を掛ける気持ちで決めた方がいい。

そこで、こんなサービスを考えた。きっと大企業だけでなく、中小企業でも倉庫に眠っている「新商品」があるはず。その「新商品」を蘇らせてみませんか?

《 スキル・オーディション 〜売れなかった商品が蘇る!〜》

「御社に新商品を開発したけど、売れなかった商品はありませんか?」

このご時世に一から開発するのはコストがかかりリスクも大きいですが、昔開発した商品をリニューアルして売り出すのはコストもかからずスピード感を持って取り組める。

そこで「スキル・オーディション」というサービスを立ち上げる。この「スキル・オーディション」は、御社の眠った商品を蘇らせるためにウズウズしているクリエーターが登録しており、斬新な提案で商品にスポットライトを当てる。

「スキル・オーディション」の仕組み
STEP1:メーカーは自社で開発したけど売れなかった商品をWEBサイト「スキル・オーディション」に出品する
STEP2:事前に登録してあるクリエーター(プランナー、コピーライター、デザイナーなど)が出品された商品を見て、提案できそうな商品を見つける
STEP3:商品が見つかったらネーミング、広告コンセプト、販促方法を考え、開発した企業へ提案する
STEP4:提案を受けた企業は内容を検討し、再度市場へ投入すべく、新規プロジェクトを立ち上げる
STEP5:提案の採用が決まれば、開発した企業と提案したクリエーターが契約し、プロジェクトが始動することになる

<「スキル・オーディション」における企業のメリット>
(1)眠った商品が生き返る可能性があり、ローリスクで「新商品」が売り出せる
(2)違った視点で商品が見直せ、他の商品・サービスの復活にも期待が持てる
(3)ゼロから開発するよりスピード感を持って取り組める

<「スキル・オーディション」におけるクリーターのメリット>
(1)自分の力が試せる
(2)自分を直接企業に売り込むチャンスがある
(3)スキルがカタチになる醍醐味が味わえる

私もいちクリエーターとして、特に(3)は嬉しい。決してブームを起こすような商品やサービスでなくても、企画がカタチになり、誰かに喜んでもらえるだけの完成度に高まると、この上ない喜びとなり、自分を褒めたくなる。

また、クリーターから開発企業への提案は基本的にクローズドだが、開発企業がオープン・オーディションを希望した場合は、クリエーター以外も提案を閲覧することができる。そのため、クリエーターの提案に惚れ込み、「その提案で再度販売するなら私が支援者として参加します」とクラウドファンディングのようなスタイルも可能だ。

開発商品には企業秘密もたくさんあるが、先が見通せないこんな時代は出し惜しみせず、打てる手はすべて打つ覚悟で自社の倉庫を見直してはどうだろう。

★儲ける脳トレ★
磨けば輝く商品や技術をもった中小・零細企業はネットに精通している企業は多くありません。私が知る限りでもかなりたくさんあります。そこで、ネット上のサービスでなく、対面でできるビジネスとして地域ごとに設置できると相談しやすい。そこで、どの業種が主体性を持ってこの事業に取り組むとビジネスとして将来性が高まるでしょうか? 実際、ネット上には出てこない企業の方が金鉱脈があるかもしれません。

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