2019
12.19

第3,603号【廃棄物マネタイズ部(仮名) 〜株価にも好材料!?〜】

拓く創る企画

「フォードモーター(Ford Motor)とマクドナルドは12月4日、提携を結び、コーヒー豆の皮を自動車部品に使用すると発表」という報道を見ました。「マクドナルドで焙煎中に取り除かれるコーヒー豆の皮(シルバースキン)をフォードに提供し、部品をつくるための耐久性のある素材に変える」そうです。環境への取り組みだけでなく、「取り組みが進めば、車の部品は約20%軽量になり、部品の成形プロセスに必要なエネルギーも最大25%削減される」というから凄いですね。

きっと世界中の大学や企業で廃棄物を再生可能な資源へ転換できる研究が積極的にされているだろうと、個人的にはワクワクして報道を見ていました。そこで、少し視点を変えて企業が「廃棄物マネタイズ部(仮名)」という部署を作ってはどうかと考えてみました。

「廃棄物マネタイズ部(仮名)」は、製造業を中心に企業の生産活動において出される「廃棄物」をお金に換える研究をする部署です。経営者から見ても、今までお金を掛けて廃棄していた廃棄物がお金を生むとなったら、企業にとっても凄いメリットです。

「廃棄物マネタイズ部(仮名)」とは・・・
(STEP 1)廃棄物を無料で引き取れる業種を探す
だけでもコスト削減に貢献でき、なおかつ
(STEP 2)資源として転用できる製品を探す
(STEP 3)加工すれば製品として販売できる
と進んだら利益を生み出す部署になります。リサイクルの「3R」と同じ発想です。研究部署とはいえ、企業の中でも肩身が狭くなることはありません。

しかも、民間企業への就職が難しいと言われるドクターや院卒生の雇用先としても有望になります。今の若者は環境への関心が高い人が多いと聞きます。

「廃棄物マネタイズ部(仮名)」はネーミングとしてはイマイチで優秀なコピーライターに就職したくなる部署名に変えてほしいですが、企業として環境への取り組む姿勢だけでなく、利益体質で新たな雇用先としても市場で評価されたら、企業も「部署創設」として積極的に検討できるのではないでしょうか。

ひょっとしたら「廃棄物」から世界を驚かす画期的な発明が生まれるかも!?

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