2021
06.03

第3,731号_有料試食「白米先生」 〜食べ比べしたら、高くても美味しい方を選びたくなる〜

拓く創る企画

<今回のヒラメキ・プロセス>
(1)発想の起点:「リアル店舗で試して、ネットで購入、自宅に届く」スタイル
(2)課題の明確化:試してから買いたくなる商品を探す
(3)解決策:試食できる店舗
(4)具体例:全国の銘柄米が食べ比べできる
(5)発想の背景:ネット注文の普及と高度な物流システム

   *   *   *   *

発行:2021_06_03
第3,731号_有料試食「白米先生」 〜食べ比べしたら、高くても美味しい方を選びたくなる〜

大手アパレル企業が「試着専門」の店舗を作りました。リアル店舗で試して、ネットで購入、自宅に届く。このスタイルは、今後どの業種でも一定の割合で登場すると予想できます。

まぁ、個人的には家電量販店で実物をみて、ネットで購入というスタイルは随分前からしておりますが。。。

そこで、「リアル店舗で試して、ネットで購入、自宅に届く」をコンセプトにこんなサービス店を考えてみました。周辺機器のメーカーにもビジネスチャンスがあります。

◆企画タイトル|有料試食「白米先生」 〜食べ比べしたら、高くても美味しい方を選びたくなる〜

「食べ比べができるお米店」はいかがでしょう。

お店に行けばさまざまな銘柄のお米が炊き立てで食べられます。意外にお米を食べ比べたことがない人も多いと思いますので、同じ条件で炊いても「これだけ味が違うんだ!」とお米の個性にきっと感動するはず。

そうなったら少々高くても美味しいお米を買いたくなりますよね。購入するのはネットでポチるだけ。ネットで購入するから多少の価格差は気にならなくなるかも。

お米は重いので自宅に届くのは、なお都合がいいです。特に高齢者宅はお米を持ち帰らなくてもいいというだけでもメリットです。

さらにこの試食できる店舗は、炊飯器メーカーがスポンサーになります。理由はおわかりですね、そう炊飯器の性能をアピールできる場だからです。

家電量販店の炊飯器の説明はすべて広告だから、良いことしか書いていません。人気ランキングの上位の炊飯器だからと言って自分の口に合うかはわかりません。だから、試食できるのが一番。

毎月1回、試食用に炊く炊飯器が一斉に替わる仕組みはいかがでしょう。この仕組みなら、毎月炊飯器目的に通っても損はありません。

お米の注文は年間契約で、3ヶ月ごとに銘柄を替えられるシステムならより多くの銘柄のお米が食べられ、食べる楽しみも増えます。

このお店の試食についてですが、個人的には300円や500円で少額でも有料の方がいいと考えます。お金を支払うことで真剣に選びます。無料だと目的外の利用をするお客も出てきそうなので、要注意です。

店頭で味を知らずに価格だけ見てしまうと、どうしても安い商品に手が行きますが、自分の舌が覚えた味はなかなか裏切りませんから多少高くても美味しいお米を買ってしまいそう。

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