2017
09.22

第3449号「サーモ・ゲート」機械が判断すれば、体調不良でも無理をしなくなる

教える企画

先日、弊社のスタッフが風邪で休みました。「明後日までには治します」と連絡がありましたが、「いやいや、無理しないでしっかり治ってからでいいよ」と言いました。

責任感が強く、仕事が滞ることを心配するあまり、多少無理をしてでも出勤するスタッフがいます。気持ちは理解できますが、正直、他のスタッフまで感染ると困ります。

そこで、社員証をかざすゲートにこんな仕掛けはいかがでしょう。これも企業の危機管理の一つです。

▼【 サーモ・ゲート 】

社員証を探して通るセキュリティ・ゲートにサーモグラフィー機能を付けます。社員が社員証をさがして通る時、セキュリティと同時に体温を自動でチェックします。

もし、一定の体温を超えていると機械が判断したら、ブザーがなります。すると係員が来て控え室へ。控え室では改めて体温計で測りなおします。それでも体温が高ければ近くの医院へ行き、診察を受けます。

診察の結果、自宅待機を命じられれば、そのままオフィスへ行かず、自宅へ帰ることになります。医師の診断で問題ないと判断したら、出勤できます。「ここまでしなくても自分で判断できる」という意見もありますが、微熱程度で休むといい顔をしない上司もいます。

そのため、機械が判断すれば文句はありませんよね。また、これは「無理をしない」抑止力になります。正直、体調が悪いのに「がんばりすぎた社員」がいたため、オフィスで風邪やインフルエンザが蔓延し、業務に支障が出たということがあります。

平熱が高い人や低い人もいますので、医院で平熱を検査し、その平熱を個人情報と一緒にリンクしておけば、より高い精度で判断できます。

★アイデアコンセプト★
『 危機管理 』

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