2020
06.02

No.63/100【第3,677号】《 ノーアドレス通販 〜 囲い込みを良しとする消費者はいない! 〜》

売れる企画

小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜

[発行:2020_06_01]

No.63/100【第3,677号】《 ノーアドレス通販 〜 囲い込みを良しとする消費者はいない! 〜》

ビジネスの世界ではよく「囲い込み」という言葉を耳にする。しかし、これは売る側の論理。自分が買う側に立った時、囲い込みされて嬉しい? “鳥かご”の中にいるようでとても不快。大企業ですら情報漏洩をする時代、消費者の立場から個人情報を書くことに抵抗感がある。

そこで、逆張りの商売を考案。シンプルかつノーリスク!

<ノーアドレス通販>
たとえば、コンビニの店内に「お取り寄せ」コーナーを設ける。

《購入・受け取り方法》
(1)店頭には見本写真の下に【注文札】が小さいポケットに入っており、購入希望者はそのポケットから【注文札】を手に取る
(2)購入希望者は【注文札】を持ってレジへ。店員が【注文札】のバーコードをリーダーで読み取り、会計する
(3)購入希望者はその場で支払いを済ませると【引き換え券】がもらえる
(4)後日、【引き換え券】をもってコンビニへ行くと商品が受け取れる

この仕組みを、
月曜日…今週の「お取り寄せ」商品の発表!
水曜日…注文締切
金曜日…商品引き換え
というサイクルで展開する。かなりシンプル。住所や電話番号、クレジット番号などの個人情報を伝える必要もなく、支払いも店舗で現金払い。

この仕組みでいくと当然「限定個数」販売になり、それがまた購入意欲をそそる。月曜日の「今週のお取り寄せ発表」をワクワクしながら待ち、欲しい商品なら即注文、「週末のお楽しみ」に取って置く。

今どきの通販の「いつでも、どこでも、簡単に手に入る」という流れに逆らうサービスだが、消費者の中には“囲い込まれる煩わしさ”に嫌悪感を抱いている人も少なくない。

◆◆◆発想の起点◆◆◆
『脱囲い込み戦略』

小島:答え合わせは1年後

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