2021
01.25

【第3,705号】《《汎用型プレートバッテリー 〜1枚100km走行、冷蔵庫1枚3日稼働〜》

拓く創る企画

「日本電産の関潤社長は日本経済新聞の取材に応じ、電気自動車(EV)の主要部品で同社の主力の駆動モーターについて『2030年頃までに自動車メーカーの内製品はほぼなくなる』との見方を示した。(中略)関社長は『自動車を作る最大の障壁はエンジン。投資負担が大きく、認証にも手間がかかる』と指摘。ガソリン車のエンジンにあたるEV用駆動モーターは、低価格で大量生産が可能な日本電産などの専業メーカーに外注する流れが進むとの認識を示した」(日本経済新聞 朝刊 2021年1月16日)

30年前、私が学生の頃は、エンジンの排気量や馬力を競っていて、シートに背中が吸い付くように加速する車に憧れたんだけど、今はそんな時代でもないからなぁ。そもそも車への興味も無くなりつつある。。。

記事の最後には、バッテリーについても語られていました。
「ユーザーが求める航続距離に合わせてバッテリー容量を変える動きも広がると指摘した。自宅近辺の短距離利用が中心のユーザーには低容量のバッテリーを搭載して価格を下げる『走行距離の割り切りが進む』とみる」(同記事)

そこで、EV用バッテリーについて、私なりに考えてみた。

▼《汎用型プレートバッテリー 〜1枚で走行距離100km、冷蔵庫3日間稼働〜》

<汎用型プレートバッテリーの性能について>
◆例:プリウスタイプの車両
プレート1枚:走行距離100km・・・街乗り用
プレート2枚:走行距離200km・・・通勤用
   :
プレート5枚:走行距離500km・・・旅行用

◆例:家電稼働時間(非常時)
プレート1枚:冷蔵庫3日間
プレート5枚:家中の家電3日間

数字についてはまったく架空の数字ですが、要はバッテリーをプレート式にして、必要な容量だけ足したり引いたりできるタイプのバッテリーにする。自動車は、小型車はプレート三枚まで搭載可能で、中型車は5枚、大型車は8枚など、使い方により搭載枚数を変えることができる。

通常は自宅で一晩もあれば充電できるが、もし充電が足りない時でもガソリンスタンドに行けば満タンに充電されたプレートと交換することができる。

バッテリーの交換場所は、ガソリンスタンドを筆頭に、カーディーラー・カー用品販売店、大型ショッピングセンター、道の駅などでも可能。高速道路のサービスエリアでも交換できると、遠出した時に心強い。事前に予約してバッテリーがなくなりそうなサービスエリアで「バッテリーキープ」ができるとさらに安心。

また、自動車や家電だけでなく、アウトドア用品の電源としても使えるとなお普及しそう。家族で行くキャンプには、1枚あると便利に使える。オフィスのパソコンやサーバーのバックアップ用バッテリーとしても備えておけば、急な停電時でパソコンのデータが消失することもなくなりそう。

バッテリーの規格を統一するのは簡単な話ではないが、もしできたら価格だけでなく用途も広がり、ビジネスでも期待が高まる。

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