2021
02.12

【第3,711号】《キッカケはサブスク戦略 自動車編》

売れる企画

トヨタ自動車傘下で車のサブスクリプション(定額課金)を手掛けるキント(名古屋市)が好調のようです。2020年の申込件数が1万件を超え、20年7~12月では前年同期比6倍以上の申し込みがあったそうです。(2021年1月29日日経MJ)

記事中には、「若年層を狙ったテレビCMなどの販売促進策も受け、これまでの申し込みのうち4割を20~30代が占めた。契約者のうち4割はこれまで車を保有したことのない層だった」とのこと。

そこで、誠に勝手ながら車のサブスクリプションについて、いろいろ考えてみました。こんなサービスがあったら、面白いかも。

▼《キッカケはサブスク戦略 自動車編》

<その1:将来買いたくなっても安心コース>
「契約者のうち4割はこれまで車を保有したことのない層だった」という情報から、車に乗り始めたら欲しくなるユーザーが一定数いても不思議ではない。しかも、20〜30代が多いのでなおさら期待せずにはいられない。

そのため、サブスクで契約している期間はポイントが貯まり、車を購入したくなったらポイントを使ってオプションが安くなったり、ローン金利が低くなったら、嬉しい。あるいは、新車は高くて難しい場合は、メーカー認定中古車なら割引で買えたら、若者にとっては買いたくなる動機になります。

車の割引が難しい時は、1回目の車検が安くなるとか。車は維持費も高いですからね。。。

<その2:“2大出費”をまとめて割引に>
込み込み料金のサブスクとはいえ、毎月数万円以上はします。この数万円は、スマホ料金を支払っている若者にとって大きな負担です。そのため、車をサブスクで乗っている時はスマホ料金が割安になるサービスはいかがでしょう。スマホの「キント割」があるとトータルで出費が減り、車を楽しむことにお金が使えます。

かつて私の学生時代は、ローンを組もうが、ガソリン代に困窮しようが車を持つことがステイタスでした。でも今は時代が違います。楽しむためのお金がなければ車を所有する意味がないので、出費はできるだけ抑えたいですね。

<その3:カーライフエンジョイプラン>
「4割が20〜30代」ということは6割は40代以上。きっと家族がいるユーザーも多いと予想されます。そこで、サブスク契約期間にポイントが貯まり、溜まったポイントで年1回はワゴン車がレンタルできて、家族旅行ができるプランはどうでしょう。かっこいいスポーツカーを借りてドライブでもいいです。

生活のため、通勤のためのカーライフではなく、+αの楽しみがあると「サブスクっていいよね!」となり、選択肢の一つとして存在感が増してきます。

「車がないと恋人もできない」時代を過ごした私でさえ、車への興味は今、ほとんどありません。お金が有り余っていても、車にお金を掛けるのは最後の最後でしょう。しかし、車があるからこその楽しみがあれば話は別です。

会社のオフィスがビルの一室からシェアオフィスになり、コロナ禍のテレワークによって自宅がオフィス代わりになった今、これからはワゴン車の中で「動くオフィス」が当たり前になり、新幹線もホテルも使わなくなるという空想も、ありえないとは言い切れないですよね。

★儲ける脳トレ★
友人が電気自動車のテスラに乗っています。搭載したソフトが頻繁にアップデートするそうで「まさに動くスマホだ」と言っています。既存の自動車メーカーにはない発想で、私は好きです。そこで、今一度車がある生活を見直してはどうでしょう。本当に車は必要かどうかも含めて、車があるからこそできる楽しみも考えてみましょう。

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