2018
02.26

第3542号「学習机のその後」思い出の品こそ、人の役に立てば嬉しい

拓く創る企画

受験生の長男。小学生から使っている学習机が「狭い!」と言って、試験目前の今、ダイニングテーブルを独り占めして、最後の追い込みの勉強をしています。ほんと、迷惑!そのため、家族は和室のローテーブルで食事をするはめに…。

さて、受験が終わった後、机を買い替えてもいいが、長年使った学習机を捨てるのももったいないなぁ。そこで、こんな仕組みを考えてみました。「回想法」に役に立たないかなぁ?

▼【 学習机のその後 】

(1)使わなくなった学習机を自治体に申請し、登録します。
(2)寄せられた情報を地域の福祉施設が見て「欲しい」申請をします。
(3)学習机の行き先が決まれば、申請者は直接施設に持ち込みます。

施設側は寄付していただいた学習机を高齢者の部屋に置き、高齢者に使ってもらいます。なぜ、学習机か?「回想法」として、子供の学習机を使います。

「回想法」とは、認知症のリハビリテーションの一つで、思い出を語ることで認知症の進行を遅らせ、精神的な安定を図るそうです。学習机は、今も昔もほとんど形が変わっていないため、高齢者は昔を思い出し、喜んで使ってもらえるのではないかと想像します。

もし、よりアンティーク調にしたい場合は、ホームセンターの支援を得て塗料を無料で寄付していただき、提供者が自ら塗装し、施設に提供します。学習机は子供仕様のため、角がなく、安全安心に作られているため、なおさら、高齢者にも優しいインテリアです。長年使った学習机が、再び人の役に立つと考えたら、使っていた子供も嬉しいですよね。

もちろん、児童福祉施設が欲しいと申請があれば喜んで提供します。学習机は新入学の際、新品を買うことが多いため、中古は人気がないそうですが、二束三文でリサイクルショップに売るよりこういう「その後(使われ方)」の方が嬉しいですよね。教育的価値のある循環です。

★アイデアコンセプト★
『 循環 』

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