2020
05.26

No.46/100【第3,660号】《 廃校は資源だ 〜 平常時と緊急時で使い分け 〜》

拓く創る企画

小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜

[発行:2020_05_26]

No.46/100【第3,660号】《 廃校は資源だ 〜 平常時と緊急時で使い分け 〜》

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公立学校の廃校施設の活用状況(平成30年5月1日現在 文部科学省)
廃校数 7,583校(平成14年度~平成29年度)
小学校:5,005校、中学校:1,484校、高等学校:980校、特別支援学校:114校
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施設が現存し活用されているものが全体の75%あるが、現存しているが活用の用途が決まっていないものが全体の20%(1,295校)ある。

そこで、平常時と緊急時で使い分けることを前提に、活用用途が決まっていない施設を活かしてはどうだろう。

<緊急時の施設利用>
(1)感染症、災害救護などの緊急病棟へ
(2)感染症の検査機関
(3)医療従事者の専用宿泊施設

緊急時の施設利用を主目的として、施設内の間取りやレイアウトを決定する。この間取りやレイアウトに支障がない業種を誘致する

<平常時>
(1)レンタルオフィス・シェアオフィス
(2)オンライン授業収録スタジオ
(3)分散学級
(4)学習塾への貸し出し

オンライン授業は今後、日常的にも導入されていきけば、専用の収録スタジオがあれば便利。地域の学校関係者が集まり、切磋琢磨しながら動画を改善していき、より生徒にわかりやすい動画授業を作る。

廃校の施設は耐震性やバリアフリー化など課題が多いが、税金にだけ頼らず平常時の収益で改修・増築ができるとベスト。自治体にも「危機管理室」ができたら、その部署が運営を主導したら臨機応変に対応できるかも。

冒頭の情報は公立学校だけだが、私立校や大学施設まで廃校施設はまだまだありそう。これは資源だ。

◆◆◆発想の起点◆◆◆
『廃校は資源』

小島:答え合わせは1年後

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