2018
01.26

第3522号「商店街に住もう!」「終の住処」という発想が重い。。。

集まる企画

今朝の日経新聞(2018.01.26)に「高齢者の地方移住を支援」という記事がありました。JTBが人口減少に悩む地方自治体が都市部に住む元気な高齢者の移住を促すことが目的だそうです。個人的な意見ですが、田舎への移住というと人気番組の「人生の楽園」的なイメージがあります。一軒家を建てたり、古民家を改装してカフェや蕎麦屋を営む、みたいな。

確かに地元に溶け込み、「終の住処」的な移住は理想ではありますが、お金の面や人間関係でトラブルも多いと聞きます。そこで、地方への移住についてこんな提案はいかがでしょう。不便でがやがやしている方が住みやすいと思います。

▼【 商店街に住もう! 】

その名の通り、「商店街」に住むことを提案します。商店街の住む場所は、
(1)空き店舗を住めるように改装する
(2)今も営業中の店舗で使っていない2階に住む
(3)空いている部屋を借りて住む

商店街に住むに当たって
(1)多少狭くて不便でも
(2)多少古臭くても
(3)多少人間臭くても
住んでみませんか? と募集します。今までの移住とは真逆な発想です。

「地方への移住」で私が抱く違和感は、「温泉施設があり、病院も近くにあり、ゴルフができて景色もいい」など、楽園的なアピールをして移住を促すこと。

実際にそんな場所で住んでも暇でしょ?ゴルフや釣り、登山が趣味でも毎日はできないし、65歳定年で移り住んでも20年以上あり、飽きてしまいます。それより、人はやっぱり人がいる場所がよく、わいわいがやがやしている町がいい人も少なくないと思います。

だから、昔どこの田舎町でもあった商店街や繁華街に今一度人を集めて小さな商店や喫茶店、床屋さんを生活圏に住んではいかがでしょう。

そして、日本中の自治体で「住まう商店街ネットワーク」を形成し、移転もしやすくします。気に入れば住み着き、自分に合わない町なら引っ越しする。これくらいの気持ちの方が決断しやすく、人が集まりやすいです。

「なんだか、寂れた商店街だなぁ」くらいの方がハードルが低く、住んだら都で気にいるのでは?

多少不便な方が周りと協力し合い、コミュニケーションも増え、昔の商店街らしく、がやがやした町になると思います。

★アイデアコンセプト★
『 不便も悪くない 』

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