11.26
第3260号「リレーコミッション制度」探してくれる仕組みがリスクを減らす
そろそろ手狭になってきたオフィス。もう10年ここに居ます。古いビルですがどことなく魅力があり、不便さも“味”の一つ。隣のオフィスも退去後、すぐに入居者が見つかったそうで、もし、私が「オフィス移転します!」とメルマガで告知したら、このオフィスもすぐに借り手がみつかりそう♪
さて、きょうは空室率が上昇しつつある「オフィス」について、考えてみました。「探してくれる仕組み」があれば安泰かも!?
▼【 リレーコミッション制度 】
退去者が退去前に入居者を探してくれる仕組み。例えば、数ヶ月前に「退去」の申し出をします。するとオーナーからこんな提案。
「もし、次の入居者を退去月の前月までに探していただけましたら、最終月の家賃は無料にします」
また、「新しく入居される方の初月の家賃も無料にいたします」
退去者にとって引っ越しが影響する最終月が無料になると、どんなメリットがあるか?
例えば、1月に新しいオフィスで稼働したい場合、12月に引っ越しをし、新オフィスの準備をします。旧オフィスは11月までの家賃なら、12月から新しいオフィスと契約しても家賃が重複せず、移転経費が抑えられます。
新しい入居者には逆のことが言えます。旧オフィスの方はギリギリまで借りていても新オフィスが初月無料なので、家賃が重複しません。ビルのオーナーにとっても空室が長引き、家賃収入が長期になくなるより、2ヶ月分の損失は大きくはありません。退去者は取引先や知り合いなどを通じて、新しい入居者を探します。
「12月にここのオフィスを出るんだけど、入居希望者がいたら紹介して」
退去者の素性や退去理由を知っていたら、“いわく付き物件”ではないので、安心して入居できますよね。
まだ、入居している時にオフィスの様子が見れると、オフィス家具の配置の参考になります。その他、引っ越しで出るゴミは無料で処分したり、いろいろ特典をつけても入居者を仲介業者に探してもらうよりお得だと思います。
★アイデアコンセプト★『 リレー方式 』
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