2012
04.11

第2177号「粗品だって一工夫」いらないモノはタダでもいらないし…。

調べる企画

例えばアンケートに答えた時。ないよりは貰いたい「粗品」ですが、貰った後に時間がたつと、要らないモノはやっぱりタダでも要らないなぁ…。箱ティッシュなどの消耗品ならまだしも、企業名の入ったマグカップは使わないし…。

そんな経験ありませんか?

ショッピングセンターへ行くと、よく店舗入口付近でブースを設けて、「アンケート」を実施しています。そんな時、どんな粗品なら、あなたはうれしいですか? 

▼『粗品だって一工夫』

ある大型ショッピングセンターで、「無料モニター」を募集するためのアンケートを実施すると仮定します。ショッピングセンターへ来店されたお客様を店舗入口に設けたブースでご案内します。

スタッフ「アンケートにご協力いただいた方には、二つの粗品から一つをお選びいただけます!」

と呼びかけます。粗品の一つは、ショッピングセンター全店で使える「100円券」※お買い物1000円以上の場合のみ使えます。全店で使えて、単純に100円引きというのは誰でもうれしいですよね。多くのお客様が買い物をしに来ているわけですから、予定金額より安くなるのは、お得感たっぷりです!

主催者側も「100円券」が使われた枚数だけコストになるので、粗品の在庫を抱えることはありません。ノベルティーって結構余るし、オリジナルとなるとコスト高です。しかも、使いまわしがきかない場合もあります。こんな粗品なら、きっとアンケートの参加者が増えると思います。

そして、もう一つは、ショッピングセンター内の協力店で粗品交換できる券。これは、くじ引きと同じような箱を用意し、中央に空いた穴に手を入れて、「粗品交換券」を1枚つかみます。どのお店の「粗品交換券」が当たるかわかりませんが、箱に手を入れるとドキドキしますよね。

手にした「粗品交換券」をもってそのお店に行き、店員さんに手渡すと、そのお店が用意した「粗品」がもらえます。※「粗品」のコストは、交換された分だけ後に費用負担します。粗品の費用は予め設定してあり、お店側はその範囲内で用意します。

ひょっとしたら、高齢者が若者向けファッションのお店の交換券を引く場合もあるかもしれませんが、それも“くじ引き”の醍醐味。アンケートに答えて、二つの粗品を選ぶ時もワクワクしますよね。

「手堅く割引券をもらうか、サプライズ含みの粗品交換券を選ぶか?」

こういう企画なら、テナント全体を巻き込めるので、店舗にとってもうれしいのではないでしょうか?ひょっとしたら、普段は利用されない客層の方も粗品交換で来店されることも予想されます。大型ショッピングセンターの運営者がこういう「粗品」サービスを企画し、提供してはいかがでしょう。

       ***企画の一番搾り***

       『 巻き込もう 』

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