2013
05.10

第2432号「パッチテスト 日焼け止め編」 ~ “トラブル”を逆手に取る ~

調べる企画

最近、会う人会う人に「黒くなりましたね」と言われます。日差しが強くなりましたからね…。40過ぎには、正直日焼けはキツイので、グラウンドでは、顔以外は露出しないようにしています。

さて、そろそろ日焼け止めのCMが流れる季節ですが、日焼け止めのトラブルとして肌に合わないことが多いそうです。直接肌に塗りますから、新商品が出るたびに変えるとそれだけリスクも高まります。

そこで、こんなサービスを考えました。今は、女性だけでなく、男性にも愛用者がいたり、小さいお子さんにも日焼け止めを塗るお母さんも増えています。

▼『パッチテスト 日焼け止め編』

たとえば、ドラックストアで【日焼け止め商品のパッチテスト】を実施してくれるというのはいかがでしょう。新商品の中から、自分が買いたい商品を1品から数品まで選ぶと、パッチテストをしてくれます。

《やり方(事例)》—————————-
テストをしたい日焼け止めを綿棒などにとり、腕の内側など目立たないところに10円硬貨ぐらいの大きさに薄く塗り、自然乾燥させます。※乾くまで衣服につかないよう注意しましょう。
塗った後30分と2日後に塗った部分を観察します。発疹や赤み(発赤)、水泡、かゆみなど皮膚の異常があったときは、手などでこすらず、すぐに洗い落としてください。2日以内にこのような症状が出た場合にも、すぐに洗い落としてください。
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上記はアレルギー検査をする時の一般的な方法ですが、絆創膏のようなシール状のものを活用して手軽にできると、なお利用しやすくなりますね。これにより、自分に合う日焼け止めがわかります。

日焼け止めなどのUV化粧品には、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤があり、紫外線吸収剤の方が効果は高いそうですが、化学反応を利用している分、肌への負担も大きくなるそうです。だから、肌の弱い人には、よりパッチテストは必要ですね。

このパッチテストは、有料・無料は店舗の販促方針で違いますが、肌に塗る検査だけに私個人としては、有料の方がいいと思います。その方が利用する側も信頼感が持てます。

また、パッチテスト料300円(仮)としたら、もし、パッチテスト後、商品購入にいたったら、300円値引きしてくれるとなると、実質無料になり、検査も受けやすいし、商品購入へも結びつきやすくなります。

パッチテストは、女性だけでなく、男性版や子ども版もあると、幅広い層にアプローチできます。特に、子を持つお母さんは、自分と一緒に子どもにも受けさせたいと思うと思います。まぁ、お父さんはどうでもいいとしても、家族割があると、お父さんも強制的になるかも!?

さらに、日焼け止めのパッチテストからはじまり、「家族の肌カルテ」作成まで広がれば、お店のヘビーユーザーになりますね。日焼け止め選びのためのパッチテストは、あくまでも入口で、店舗(スタッフ)への相談する機会として位置づければ、単なるキャンペーンの一貫ではなくなります。

人は一度相談した方には親近感がわき、次からも気軽に相談できるようになります。たかが日焼け止め選びにパッチテストを導入する真摯さが、店舗への信頼性を高め、利益率の高い化粧品へとつながります。

       ***企画の一番搾り***

    『 入口こそ手を抜かない 』

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