2010
12.09

第1870号「Rレポート」ある時は消費者、ある時はビジネスマン

調べる企画

ある大手飲食店を経営している社長の新聞コラムを読みました。
「家が一軒建つほど、食べ歩きました」
すごいですね。それだけ自分の商売に掛ける意気込みを感じます。

さて、仕事をしているとつい忘れてしまうことがあります。それは、サービスの提供者ではあるが、一般消費者でもあること。意外に(自分が利用するなら…)(自分が買うなら…)という視点を忘れてしまう人が多いのです。とてももったいない。そこで、飲食業に携わっている企業でこんな制度を作ってみてはどうでしょう。“出来高払い”ですので、会社にとっても、社員にとっても損はありません。

▼『Rレポート』

『Rレポート』の「R」は、レシート(receipt)は、受取証、領収書のレシートのこと。レシートを付けた提案書のことを『Rレポート』と言います。『Rレポート』は例えば下記のように使います。

////ここからはフィクションです////

家族であるファミリーレストランに食事に行きました。このファミレスは、私が勤めている店舗の競合店。家族で外出中に、たまたま昼12時頃、目についたので入ることにしました。最初は視察なんてことは考えていなかったのですが、

私「そういえば、うちの会社にさ、『Rレポート』という制度があって、レポートに食事した時のレシートをつけて評価が高いと点数に応じて、食事代をキャッシュバックしてくれるんだよ」
妻「それ、すごいじゃん! だったら、絶対、レポート書いてよ」
私「よし、オレ、がんばるわ!」
妻「じゃ、ここはパパのおごりね」
子「やったー!」
私「おいおい、まだもらえるとは言ってないだろう…」

////フィクションはここまで////

レポートには、レシートを必ず添付します。誰が何を食べたかも詳細に記載します。そして、下記のような記入事項があります。
———————————————–
★1★当社に活かせれる点(利用した店舗の良さ)
★2★当社の方が優れている点(利用した店舗の弱点)
★3★そのお店を利用してひらめいたアイデア
———————————————–
家族からヒヤリングしたり、自分のアンテナを張り巡らして、レポートを完成させます。評価は、1点~100点まであり、点数に応じて、キャッシュバックの還元率が決まります。もし、15点なら15%のキャッシュバック。85点なら85%のキャッシュバック。当然、評価が高い方がキャッシュバックが高くなるので嬉しいですね。

レポート提出は強制はなく自由ですが、外食する機会は誰にでもありますので、挑戦はしたくなりますよね。仮に5点でも戻ってきたら、嬉しいです。(お父さんのお小遣いになります♪)会社にとっても、販促やサービス向上に役立つなら、たとえ還元率100%も安いものです。社員のモチベーションアップにも貢献しそうです。飲食業界でなくても応用したら使えそうですね。

   ***企画の一番搾り***

 『 プライベートも無駄にしない 』

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。