2011
08.02

第2017号 「ベストポジションリサーチ『売り場を探せ!』」 “意外”な組み合わせが受けるかも

調べる企画

人の味覚って分からないもので、家族の中でもよく分かれます。
「目玉焼きにかけるのは、醤油? ソース?」
「ソーメンの汁に入れるのは、生姜? わさび?」
まぁ、そんなことは個人の自由なのですが、もし販売する側がこんな調査をして消費者の「新しい組み合わせ」を発見したら、販売促進に活かせるのではないでしょうか?

▼『ベストポジションリサーチ「売り場を探せ!」』

《リサーチ方法》
スーパーと食品メーカーが協力して、新商品の「売り場探し」のリサーチをします。自社の商品を小さめのカゴ棚)に入れ、店内のあらゆる売り場に置いてみます。
●野菜売り場、●魚売り場、●肉売り場、●惣菜売り場、●ハム・ソーセージ売り場、●パン売り場、●乳製品売り場、●冷凍食品売り場、などなど。

《検証方法》
検証方法は、極めて単純です。どこの売り場の商品が早くなくなるのか?を調査します。調査の日は、メーカーの営業担当が店内を回り、商品点数の減りを曜日・時間帯で調査します。人海戦術になりますが、これが一番シンプルですぐに始められます。

《調査目的》
調査の目的は「何を見たとき(買う時)にこの商品が欲しくなるのか?」

リサーチなら紙やネットのアンケートで調査することもできると思いますが、机上で想像して考えるより、買い物に来て、店内でモノをみながら、実際に買うのでは正確さが違います。

よく「買いたい」とアンケートに答えても、実際に自分でお金を出して買ったか、となると結果が異なるのと同じです。できるだけ現場で、買う心理状態の時に調査する方が正確だと思います。
人によって「○○の時は○○」という連想は違いますが、最大公約数を調べることで、新しい商品PRや売り場販促がひらめきます。

販売には企画力が非常に重要ですが、企画を立てるための材料は、もっと重要になります。

***企画の一番搾り***

『 現場で得た結果が真実 』

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