06.25

第2698号「買わないゲート」最も知りたい情報の一つ
「なぜ、あのお客さんは買わずに帰ってしまったのだろう?」
客商売をしている人なら、必ず気になることでしょう。「欲しい物がなかった?」「高かった?」「ただ見に来ただけ?」いろいろ想像が膨らみます。
そこで、こんな試みはいかがでしょう。ひょっとしたら宝の山かも!?
▼【 買わないゲート 】
例えば、食品スーパー。たくさん並ぶレジの端に、一つだけレジのない通路を作ります。この通路は、質問に答えるとゲートが開きます。
その質問とは…
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◎欲しい商品が売り切れだった
◎買いたい商品が高かった
◎広告の品が売り切れだった
◎欲しい商品が見つからなかった
◎レジ待ちが長かった
◎見に来ただけ
◎同行者
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質問項目は、タブレット端末の画面に表示され、タッチするとゲートが開く仕組み。
「会社帰りに総菜売り場の値引きされたお寿司を買いに来たけど売り切れだったので、買うのを辞めた」
「調味料を買いに来たけど、いつもの店の方が安いので、ここでは買うのを辞めた」
「ただ、妻に付いて来ただけ」
買わないお客さんの中でもいろいろな理由があるでしょう。このゲートを設けることですべてが分かるわけではありませんが、《質問の答え》と《答えた曜日・時間》を組み合わせたら、今まで見えなかったお客さんの購買行動が見えてくるかもしれません。
できれば、男女や年齢層までわかると情報量が増えて、分析に役立つと思いますが、嫌がられる可能性もありますので、質問はワンタッチで済ませたいですね。質問項目は「仮説」になりますが、この「仮説(質問項目)」を考えることこそがサービスの向上に役立ちます。
今まで“垂れ流し”してきた情報源(買わない理由)をキャッチして、新しいアイデアに活かしませんか?
★企画の一番搾り★『 見逃している情報源 』
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